タケノショウリ（1985年生、母クールフエアー）

タケノショウリ（1985年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラショウリ（当時10歳）と交配したクールフエアーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着4回、地方15戦2勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

4月23日、デビュー戦は南田美知雄騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南田美知雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったシルクアヤコに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマチカネキイッポンに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月9日、中3週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイランロードに7馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の西湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、キャットオーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリーガルシンセイに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

4歳（1989年）

6月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上1400万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた12戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のポプラステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたサカエクインビー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったスーパーガリオンをクビ差捉え切れず2着となった。

5歳（1990年）

7月7日、約11か月の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月31日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、樋口富男騎手を鞍上に迎えて、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（1991年）

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、名古屋タイムズ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた17戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカノーザンに半馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、井手上慎一騎手を鞍上に迎えて、白藤特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月15日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、牧義成騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた20戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧義成騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた21戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧義成騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた22戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で牧義成騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた23戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で牧義成騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキフォーチュンに5馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧義成騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（1992年）

1月3日、中2週で迎えた25戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で牧義成騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた26戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で牧義成騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で牧義成騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた28戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。