シャンハイウイング（1999年生、母カミノルビー）

シャンハイウイング（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時10歳）と交配したカミノルビーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の揖斐川賞。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月5日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2002年）

2月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた3戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月9日、中1週で迎えた4戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったダブルネームにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のホワイトスワンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月30日、中3週で迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

9月8日、中9週で迎えた11戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2003年）

1月3日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジプシーハンターを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた17戦目は、岡元隆太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡元隆太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡元隆太騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた20戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡元隆太騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡元隆太騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡元隆太騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡元隆太騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、九千部賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡元隆太騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた25戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡元隆太騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた26戦目は、九千部賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で岡元隆太騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡元隆太騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡元隆太騎手（11戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。