ダブルネーム（1999年生、母ゴールデンカラーズ）

ダブルネーム（1999年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時8歳）と交配したゴールデンカラーズが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。戦績は、中央平地23戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の木津川特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月3日、デビュー戦は牧田和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったレガシードールに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイフィールにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月24日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシャンハイウイングに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

10月12日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバアゼルクローバーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウィルビーゼアに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイタクソニックを半馬身振り切って3勝目を収める

3月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

7月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

8月24日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のウォーターゴーランに3馬身半の差をつけて優勝

10月18日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、アドマイヤテレサにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月7日、中2週で迎えた21戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2003ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6歳（2005年）

3月13日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。