サクラインプルーブ（2006年生、母サクラスカーレット）

サクラインプルーブ（2006年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋向上する」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時6歳）と交配したサクラスカーレットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のディアジーナに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

4歳（2010年）

10月23日、約24か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。