ディアジーナ（2006年生、母アイネスターキン）

ディアジーナ（2006年6月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優ジーナデイヴィスより」。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時19歳）と交配したアイネスターキンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は南部功。戦績は、中央平地12戦4勝2着3回。2009年のフローラステークス(牝G2)に勝利した他、2009年のクイーンカップ(牝G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月5日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、逃げるサクラインプルーブを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月16日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイディンパワーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月16日、中8週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったメジロチャンプに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2009年）

1月24日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエストシャインを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月21日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダノンベルベールをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

3月21日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヴィーヴァヴォドカにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月26日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワイドサファイアに2馬身の差をつけて重賞2勝目をマークした。

5月24日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。