エストシャイン（2006年生、母チケットトゥフライ）

エストシャイン（2006年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「東（仏）で太陽のごとく輝く馬」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時21歳）と交配したチケットトゥフライが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,102.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、橋川欣司によって1,890万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月22日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバイラオーラにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコロンバスサークルに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2009年）

1月24日、中5週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、ディアジーナに交わされて3馬身差の2着となった。

2月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

10月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた11戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2010年）

4月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月5日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊中特別（阪神芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたリズミカルステップ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。