クリスタルクール（2008年生、母デュプレ）

クリスタルクール（2008年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「結晶＋涼しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したデュプレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田恭司から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、富田恭司から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。12歳のとき、エレガンスから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて最後はタカラバクシンオーと並んで16着同着となった。

3歳（2011年）

6月18日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月4日、中6週で迎えた4戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバンダムヴィッツに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のエーシンチェイサーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノアサカゼを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリコーロデムに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

5歳（2013年）

4月24日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた10戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（4戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンタイムリーをハナ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月27日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったヤマニンピトレスクに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中3週で迎えた13戦目は、誘導馬の父、塚さんありがとう（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。