タケデンアタック（1994年生、母タケデンボサツ）

Takeden Attack

1994.04.28

タケデンアタック（1994年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時13歳）と交配したタケデンボサツが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は河野 耕造。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の清里特別(900万下)。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

7月6日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月3日、連闘で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったセリーリージェントをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月27日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンシングロードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月18日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のグランカスケードに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4歳（1998年）

2月14日、中9週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したジョウノリーダーにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月22日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月28日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、5歳以上900万下の槍ヶ岳特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

11月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、’98フレンドリーサドル特別（5）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナミノウルフを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

12月26日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5歳（1999年）

1月24日、中3週で迎えた18戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

3月14日、中6週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の野島崎特別（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカリブカフェに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（8戦1勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

11月13日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら16番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

6歳（2000年）

2月11日、中8週で迎えた27戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた28戦目は、篠田剛孝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアクアマリン特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローランシャウトに6馬身の差をつけて制した。

5月4日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた29戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ノムラスーパーオーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の万緑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月27日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

7歳（2001年）

9月18日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた32戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の長月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた33戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。