クイックブレッド（2010年生、母スウィートマフィン）

クイックブレッド（2010年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イースト菌を使わないＢｒｅａｄ類の総称」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したスウィートマフィンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の一般C14。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月14日、中8週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアムールバニヤンを豪快な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったロザーナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラマンチャに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月9日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月16日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサウスフィールズに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

12月15日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンモントルをアタマ差捉え切れず2着に惜敗した。

12月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルファジニアスに半馬身届かず2着に敗北した。

12月30日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったビジンダネに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったレイナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた17戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた18戦目は、一般C18（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた19戦目は、オッズパーク杯（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたアンデス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、GOGO正剛社長就任記念杯（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた21戦目は、もんや記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサプライズダイヤを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、サッポロ極ZERO賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、三石海浜公園賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた26戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた27戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた28戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。