カズノヘイロー（2009年生、母サイレンスデザート）

カズノヘイロー（2009年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時14歳）と交配したサイレンスデザートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、地方30戦5勝2着9回。主な勝ち鞍は2013年の冬木立特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2012年）

3月26日、デビュー戦は庄司大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカフェモカにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジンヤマトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はゴールドホークと並んで1着同着となった。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のはまなす特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ボンカマラードに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月31日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で庄司大輔騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったハロープロミネンスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のすすき特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で庄司大輔騎手（8戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のかえで特別（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で庄司大輔騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4歳（2013年）

3月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、小平健二騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたワイレア決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた14戦目は、万緑特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォッケウルフを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、こと座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエグバートにアタマ差届かず2着となった。

8月16日、中4週で迎えた17戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、ほうおう座特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエーシンスコルピオをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、抜け出したハピネスチャイルドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた20戦目は、つる座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた21戦目は、週末めとろポリシャン賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた22戦目は、冬木立特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るラブミークリームをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

12月29日、中4週で迎えた23戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた25戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月3日、中1週で迎えた26戦目は、春雷特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したロマンスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた27戦目は、飛梅賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ロマンスに半馬身交わされて2着となった。

4月4日、中4週で迎えた28戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（10戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ナイトシェイドに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた30戦目は、エメラルド賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で張田昂騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。