エールデュレーヴ（2013年生、母レーヴディマン）

エールデュレーヴ（2013年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「夢の翼（仏）。世界にはばたけるよう願いをこめて。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したレーヴディマンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の四国新聞杯(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月19日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアドマイヤロマンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

2月6日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月26日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4歳（2017年）

3月26日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

5月20日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月17日、中3週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月20日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るナルハヤを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたレーヌドブリエ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月22日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月23日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のジングルベル賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったインヘリットデールにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

5歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月25日、中9週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のレイズアベールをハナ差振り切って3勝目を手にした。