キングセイバー（1999年生、母エレガントタイクーン）

キングセイバー（1999年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時13歳）と交配したエレガントタイクーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）宇南山牧場。戦績は、中央障害3戦0勝、地方16戦7勝。2002年の東京ダービー(地方重賞)に勝利した他、2002年のクラウンカップ(ハンデ地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2001年）

11月16日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は489kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトキノエブロスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーアデルに1馬身の差をつけて2勝目を収める

3歳（2002年）

1月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の若駒特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスターオブブリッジに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサルサクイーンに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月19日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの’02雲取賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンヒルレッドに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦5勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のジェネスアリダーをクビ差振り切って6勝目を手中に収めた。

11月28日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦6勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた9戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦6勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4歳（2003年）

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦6勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた11戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（10戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月4日、約8か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの師走オープン（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（11戦6勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオーバルオフィスに4馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5歳（2004年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（12戦7勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg絞って迎えた14戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で酒井忍騎手（13戦7勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で酒井忍騎手（14戦7勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月6日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた17戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2005年）

10月19日、約10か月の休み明けで迎えた19戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（15戦7勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。