ビジンサン（2002年生、母ロングプリマ）

ビジンサン（2002年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美人さん」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したロングプリマが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般C7。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月23日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月24日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴットウイングに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

1月12日、中3週で迎えた9戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、馬博な日記盃（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したポンデュガールを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアズマダイナに4馬身の差をつけて制した。

5月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた13戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。