ポンデュガール（2002年生、母ミヤシロオーバン）

ポンデュガール（2002年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ローマ時代の橋名」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時17歳）と交配したミヤシロオーバンが18歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の梅花特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、芹澤精一によって1,522.5万円で落札された。11歳のとき、武牧場武栄子から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、門別敏朗によって36.75万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月26日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

11月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2005年）

5月29日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた10戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、JA岐阜南杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のノブシタイショウを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、JA岐阜南杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンダイオーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中4週で迎えた12戦目は、さざんか賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンダイオーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2006年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジロベアキャットに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、水仙特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、馬博な日記盃（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビジンサンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、梅花特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブライダルパールを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

5月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。