エストラゴン（2004年生、母ナオミシャイン）

エストラゴン（2004年6月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「小さな竜（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したナオミシャインが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月28日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

4歳（2008年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた14戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラルーチェドーロを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3月22日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクールアイメイクを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月19日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウナケアに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、メイ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた19戦目は、ジューン特別（佐賀ダート1750m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、パール特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、ジュライ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中直人騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、最後はダイワクルーザーと並んで4着同着となった。

8月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。