リトルクレバー（2017年生、母イニシャルダブル）

リトルクレバー（2017年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さくても有能。小柄な馬体から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したイニシャルダブルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はアイズスタッド株式会社。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月27日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

11月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

12月8日、中3週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロッキーサンダーにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2020年）

3月8日、中9週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリアショットに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスズカデレヤを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアメリカンシードに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマジックスピーチに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2021年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月18日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5歳（2022年）

1月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの春日特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュクスポケットを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月29日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

10月29日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6歳（2023年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月25日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲州街道ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月2日、中9週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

9月30日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。