クリアショット（2017年生、母クリアソウル）

クリアショット（2017年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バドミントン用語より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したクリアソウルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、服部牧場によって734.4万円で落札された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入った。

2月15日、中5週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったリトルクレバーにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月30日、中8週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルドンカズマに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月2日、中8週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4歳（2021年）

3月27日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったフェブタイズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、レッドレビンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモオリ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月20日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6歳（2023年）

3月12日、約18か月の休み明けで迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

2023年4月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月13日、中8週で迎えた13戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイントゥザワールドに6馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、アジサイ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。