ウイズキッド（2012年生、母フィールドソング）

ウイズキッド（2012年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「怪物青年」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したフィールドソングが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方5戦2勝2着2回。2015年の秋の鞍(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月14日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

11月1日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月28日、中7週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3歳（2015年）

1月31日、中4週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワインシャワーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

7月15日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインサマー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のネオキセキに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、カーネリアン特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月2日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の両神山特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルルークスに9馬身の差をつけて優勝

9月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、バズーカに交わされて約11馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、秋風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ダージーパラダイスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。