バズーカ（2012年生、母ギュイエンヌ）

バズーカ（2012年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バズーカ砲」。毛色は鹿毛。種牡馬のスニッツェル（当時10歳）と交配したギュイエンヌが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦14勝2着2回。2016年の園田金盃(地方重賞)に勝利した他、2015年の東海ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月20日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

9月27日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

11月12日、中6週で迎えた3戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンアンカーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

1月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳B C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトランプタワーに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマキシマムカイザーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた10戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトウケイロイヤルに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツリーハウスに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

7月7日、中4週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバニスターを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目を挙げた。

8月12日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦3勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月23日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイズキッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約11馬身の大差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミトノレオに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月10日、中7週で迎えた16戦目は、滋賀畜産特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アクロマティックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月30日、中2週で迎えた17戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダブルファンタジーを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

4歳（2016年）

2月11日、中5週で迎えた18戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上A1（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウヨウコウに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月5日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた22戦目は、新樹特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月18日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた24戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（10戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンアクロンをクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（11戦6勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサウスウインドに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2017年）

1月3日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（12戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、闘竜灘特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、ラジオ大阪OBCドラマティック競馬賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（14戦7勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルサリエーレに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月18日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナチュラリーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を13に伸ばす

12月27日、中7週で迎えた33戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6歳（2018年）

2月8日、中5週で迎えた34戦目は、地方重賞の園田ウインターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた36戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルバルビゾンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月1日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞のトレノ賞（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた38戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた39戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。