エイシンアクロン（2012年生、母キャントンガール）

エイシンアクロン（2012年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時16歳）と交配したキャントンガールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、地方22戦6勝2着5回。2016年の園田FCスプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

7歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。8歳のとき、栄進堂から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2014年）

9月8日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は445kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリコーアペルタに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエルブルースに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2015年）

6月1日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のクリノハナミチを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、武徳杯（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月9日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、大和肉鶏農協特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイシンウィンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、クインズハリジャンに3/4馬身交わされて2着となった。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、西脇市制10周年記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ナナヨンハーバーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ダブルファンタジーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、DASH心斎橋1周年記念特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のランドクイーンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた17戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、エイシンホクトセイに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のランドクイーンに2馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

6月3日、中4週で迎えた19戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、オッズパーク・ロト杯（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月16日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、バズーカにクビ差交わされて2着に甘んじた。