ランドクイーン（2010年生、母クライインシンパシ）

ランドクイーン（2010年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「陸の女王」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したクライインシンパシが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大作ステーブル。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、地方17戦5勝2着2回。2016年の園田チャレンジカップ(地方重賞)に勝利した他、2016年の園田FCスプリント(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大作ステーブルから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山口敦広によって262.5万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月28日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったシュトラールに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のエリモフェザーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2013年）

6月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月11日、中9週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のドリーミングラヴに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月26日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ミッキーホワイトにハナ差交わされて2着となった。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4歳（2014年）

4月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

7月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のパワフルラリマーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月18日、中9週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月30日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月23日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、マリカに3/4馬身交わされて2着となった。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6歳（2016年）

1月13日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のタガノプリンスに3馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

2月3日、中2週で迎えた19戦目は、もんげー岡山!杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

2月23日、中2週で迎えた20戦目は、DASH心斎橋1周年記念特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンアクロンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月24日、中3週で迎えた21戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトリニティチャーチに5馬身の差をつけて5勝目をマークした。

4月29日、中4週で迎えた22戦目は、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエイシンアクロンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中4週で迎えた23戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月30日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカッサイを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月20日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月2日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた26戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタガノギャラクシーをクビ差振り切って7勝目を獲得した。

10月29日、中7週で迎えた27戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は下原理騎手（4戦2勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上A1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7歳（2017年）

1月12日、中1週で迎えた30戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメモリージルバに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月5日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上A1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

4月28日、中6週で迎えた33戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク・エクシード杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

11月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた35戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（8戦2勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。