ツリーハウス（2012年生、母スワニー）

ツリーハウス（2012年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時9歳）と交配したスワニーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、地方30戦7勝2着6回。2015年の東海ダービー(地方重賞)で2着に入った他、2015年のイーハトーブマイル(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

8月7日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキタノルビーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のナナセちゃん賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレーリーウィロウに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月28日、中5週で迎えた5戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、2歳B2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3歳（2015年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

1月21日、中2週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チェリーサイクロンに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のコパノサンテラをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタノヒーローを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の盛春賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、サンセットビーチに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケラーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアポロアルディーラをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナナミを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の小瀬特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のナナミを3/4馬身振り切って6勝目を手にした。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の木曽川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったナナミに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月5日、連闘で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったバズーカに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月15日、中0週で迎えた18戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマリーダダに1馬身の差をつけて優勝

7月1日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月9日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフルドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のヴィーナススプリント（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月19日、連闘で迎えた23戦目は、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月25日、中4週で迎えた24戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた25戦目は、サーモンハーフマラソン賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた26戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた27戦目は、横手のケヤキイルミネーション賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた28戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた29戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2016年）

2月10日、中5週で迎えた30戦目は、雪解賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（12戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。