ヘイロンシン（1999年生、母ハッピーヒエン）

ヘイロンシン（1999年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキョウワアリシバ（当時9歳）と交配したハッピーヒエンが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北勝ファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、中央障害12戦2勝。2003年の豊国ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月17日、連闘で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2002年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月20日、中4週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

6月8日、中4週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月1日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したナイススピードワンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトウカイボス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月22日、連闘で迎えた15戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた16戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（2003年）

6月22日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた18戦目は、C.ソーントン騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

8月10日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ソーントン騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフクノアラシに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた20戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ソーントン騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークバクシンをクビ差制して優勝

9月20日、中2週で迎えた21戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でC.ソーントン騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた22戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2004年）

2月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月13日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、J.リデル騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月27日、中6週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続でJ.リデル騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2005年）

6月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。