メイデンボヤージュ（2006年生、母キャンティクラシコ）

メイデンボヤージュ（2006年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したキャンティクラシコが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、地方39戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のひまわり賞( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石橋本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中美義厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

6月13日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は427kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

8月27日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

3歳（2009年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月3日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月11日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクーロンをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で林幻騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林幻騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のスイートピー特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で林幻騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で林幻騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で林幻騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で林幻騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったワタリペガサスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月3日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で林幻騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の柏尾川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定3歳戦のひまわり賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は林幻騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアートオブドリームを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目をマークした。

9月22日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（12戦2勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4歳（2010年）

1月12日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2三（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、春風特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた28戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は林幻騎手（13戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（14戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた31戦目は、さきたま古墳賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

6月8日、中1週で迎えた32戦目は、五香特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（16戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた33戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、花かおる鴻巣賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイヅルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のカジノスターに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月25日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた37戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた39戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。