ディアヴァンドーム（2008年生、母グロリアスバラッド）

ディアヴァンドーム（2008年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋パリのヴァンドーム広場より」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したグロリアスバラッドが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、藤原牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、BOBOSによって3,780万円で落札された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタマモブラウンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

4月23日、中7週で迎えた4戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月22日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったナイスミーチューにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るライブリシーラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月18日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5歳（2013年）

3月3日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。