サラヒメ（2015年生、母サムタイムレーター）

サラヒメ（2015年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時11歳）と交配したサムタイムレーターが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。2017年の園田プリンセスカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2018年のクイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

6月8日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入った。

6月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の「DOバリュー」賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、フォローユアハートに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のハルティアに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレジャイナルーチェを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

9月21日、中4週で迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシンキングタイムに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2018年）

2月7日、中4週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフリオーソ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた10戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月5日、中0週で迎えた11戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の菜の花特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた12戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた14戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた15戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般A4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、山梨高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、名水はだの富士見の湯賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシェリーカスクにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月14日、中3週で迎えた20戦目は、サルサバンド「オルケスタ・レグルス」記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

10月18日、中4週で迎えた21戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、秋涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。