メイショウコテング（1985年生、母メイシヨウグリーン）

メイショウコテング（1985年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイシヨウキング（当時6歳）と交配したメイシヨウグリーンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地39戦4勝2着3回。1991年の中日新聞杯(G3)で3着に入った他、1991年の北九州短距離ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月5日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンピアレスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのシクラメン賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

3歳（1988年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の雪割草特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーマーチに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のペガサスステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの春蘭賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

11月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、C.マッキャロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（1989年）

1月16日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（1990年）

5月6日、約15か月の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったローベルエディーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったマリモユーコーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月30日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノキリカゼを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドゴールドを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目をゲットした。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月16日、中2週で迎えた21戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（中京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（中京芝2000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は東田幸男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた24戦目は、高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（14戦3勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月25日、中1週で迎えた25戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6歳（1991年）

1月19日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（15戦3勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた27戦目は、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（16戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた28戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

3月31日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の岩倉ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の上賀茂ステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松永昌博騎手（17戦3勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた32戦目は、テレビ愛知賞（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（18戦3勝）。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた33戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（19戦3勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた34戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（20戦3勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（21戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったミナモトジュニアスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7歳（1992年）

7月11日、約11か月の休養明けで迎えた36戦目は、豊明市制20周年記念（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（22戦3勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた37戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（23戦3勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西浦勝一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた39戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。