コスモジェミラ（2017年生、母シーギリヤガール）

コスモジェミラ（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+アルジェリアにある古代遺跡名。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時8歳）と交配したシーギリヤガールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月14日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3歳（2020年）

3月1日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分優作騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で国分優作騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で国分優作騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールデンゴールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月13日、中3週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアーリンアーリンをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

11月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた17戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた18戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた21戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月23日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマカオンドールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月26日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月7日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの安城特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

2023年1月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。