マカオンドール（2018年生、母ミリオンウィッシーズ）

マカオンドール（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「金のアゲハ蝶(仏)」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時9歳）と交配したミリオンウィッシーズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の京都新聞杯(G2)で3着に入った他、2020年の京都2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、關陽彦によって3,456万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月21日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブレイブライオンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月17日、中3週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの紫菊賞（京都芝2000m 雨/重）に出走。5頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり3着に終わった。

11月28日、中5週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月26日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3歳（2021年）

2月27日、中8週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったレッドヴェロシティに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のグレアリングアイに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月8日、中5週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（中京芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したディヴァインラヴに半馬身届かず2着に敗北した。

10月23日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したテーオーロイヤルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月27日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモジェミラに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2022年）

1月5日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレクセランスをアタマ差振り切って4勝目をマークした。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた17戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦4勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（6戦4勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

5歳（2023年）

3月25日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた20戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（7戦4勝）。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（2024年）

4月6日、約11か月の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（8戦4勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。