ニシノウェーブ（2003年生、母ウェストビーチ）

ニシノウェーブ（2003年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋波」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時16歳）と交配したウェストビーチが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月26日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルハイアップを自慢の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

9月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

11月5日、中8週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノアンサーをクビ差振り切って優勝

4歳（2007年）

10月20日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5歳（2008年）

1月19日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑前特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

4月20日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月27日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

8月23日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウォーターマークに3/4馬身届かず2着となった。

10月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（11戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたダノンジュピター決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったバトルブリンディスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（13戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（14戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったオシャレキングにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6歳（2009年）

7月11日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（15戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（16戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカムレーシングに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた27戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた28戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7歳（2010年）

3月27日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた31戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた32戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

8月8日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（17戦1勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた34戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。