ラーテル（2020年生、母オービーレディー）

ラーテル（2020年4月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「『世界一怖いもの知らず』とされるイタチ科の動物名より」。毛色は芦毛。種牡馬のビッグアーサー（当時9歳）と交配したオービーレディーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2022年のスパーキングデビュー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内フジカワ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、神奈川県馬主協会飯田正剛によって1,155万円で落札された。

高月賢一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2022年）

5月19日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は469kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のナリノルルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホタル特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のシャイニングスター賞（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた6戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のジングルベル特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3歳（2023年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の招福特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の青鵐特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の連翹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハーピーレックスに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月7日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の鶯特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原周馬騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったローアヴァンフレアにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のポピー特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、法師蝉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、夕月夜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

12月24日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4歳（2024年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた22戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鹿野山特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月28日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。