グレイトミッション（2018年生、母アートスタジオ）

グレイトミッション（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「偉大なる使命の遂行」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時17歳）と交配したアートスタジオが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地30戦1勝2着2回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、IHR組合によって1,458万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエコロテッチャンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

3歳（2021年）

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したカフェアヴニールにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。15着に敗れた。

4歳（2022年）

3月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた17戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月12日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したタツリュウオーにクビ差届かず2着となった。

7月16日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた22戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2023年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4月8日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月18日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた28戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた31戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、志村坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた32戦目は、神楽月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた33戦目は、ヒューマン品川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた34戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6歳（2024年）

1月26日、中3週で迎えた35戦目は、新助坂賞（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。鞍上は東原悠善騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた36戦目は、狸穴坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた37戦目は、江戸見坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた38戦目は、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東原悠善騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた39戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東原悠善騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた40戦目は、ホワイト・ローズ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で東原悠善騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。