エコロテッチャン（2018年生、母ミュゲドボヌール）

エコロテッチャン（2018年2月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時17歳）と交配したミュゲドボヌールが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2022年のゼラニウム賞(一般B1二以下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、原村正紀によって205.2万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月7日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は406kg。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、グレイトミッションに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月11日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた5戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/不良）に出走。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カラパタールに交わされて4馬身差の2着となった。

10月18日、連闘で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

3歳（2021年）

5月15日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2022年）

3月22日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた11戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のゼラニウム賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピースダンスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、ゼラニウム特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、なりきり同好会賞（水沢ダート850m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた14戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ジュライカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のツクバマサカドをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンパリスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、グリーンマーブル賞（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、リンシャンカイホウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月20日、中5週で迎えた19戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、アスマスティーブに交わされて1馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、クレオメ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた21戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた22戦目は、トルマリン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた23戦目は、一般B1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた24戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2023年）

4月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月2日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた28戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた29戦目は、朝顔賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた31戦目は、ポーチュラカ賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた32戦目は、オーガストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた33戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルチューダに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、花どんたく前沢牛賞（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた35戦目は、M2のOROターフスプリント（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したアイノパスレルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた38戦目は、C1（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったプリマウェイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、原村正紀によって205.2万円で落札された。

永田幸宏厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中3週で迎えた39戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6歳（2024年）

2月12日、中5週で迎えた40戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、SAGA2024国スポ・全障スポ開催賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた41戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた42戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、スダピンボール賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた43戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた44戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。