アービター（2004年生、母シルバーシャワーズ）

アービター（2004年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「仲裁人、独裁者」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したシルバーシャワーズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月10日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったエムオーミラクルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のイエローファイトに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2007年）

9月16日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず18着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた10戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた12戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。