テンエイヤマト（2001年生、母ストロングダリア）

テンエイヤマト（2001年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大和魂」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時9歳）と交配したストロングダリアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦7勝。主な勝ち鞍は2005年の竜頭賞(一般C2以下)。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月11日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り小雨/重）に出走。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

3歳（2004年）

4月24日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.オリヴァー騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のクリアースパークに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクリアースパークに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月30日、中3週で迎えた8戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のアラベラをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

4歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカガリオーカンに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスズウィザードに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオートアルカディアに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木正騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のツキノオペラヒメに3/4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2006年）

4月6日、約13か月半の休み明けで迎えた13戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、フラワーセンター特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。