ツァリーヌ（1998年生、母ランフォアロージス）

ツァリーヌ（1998年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時11歳）と交配したランフォアロージスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の呉竹賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

10月7日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったゼンノプレストにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

11月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファルコンシチーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月3日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はトウカイロゼットと並んで7着同着となった。

3歳（2001年）

1月8日、中4週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイムフェアレディをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

2月17日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4歳（2002年）

4月6日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

12月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

5歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた20戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月3日、中7週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後はコアレスダイナと並んで13着同着となった。

9月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた23戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。