オリオンハット（1986年生、母オリオングレイス）

オリオンハット（1986年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハバツト（当時15歳）と交配したオリオングレイスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田農場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方25戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上C1。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月9日、デビュー戦は横田吉光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた4戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3歳（1989年）

1月15日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツジノエースに3/4馬身交わされて2着となった。

7月2日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

9月23日、中7週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は横田吉光騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（1990年）

7月8日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、荒木孝良騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒木孝良騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒木孝良騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荒木孝良騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピデイールカツプから2馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で荒木孝良騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、富樫英利騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた18戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、オータムマイラーズカップ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は荒木孝良騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で荒木孝良騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1991年）

4月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒木孝良騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で荒木孝良騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月12日、中0週で迎えた23戦目は、一般C1ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で荒木孝良騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた24戦目は、山ノ井良浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2イ（上山ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山ノ井良浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山ノ井良浩騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山ノ井良浩騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた28戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエゾノワンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーゲージからアタマ差の2着に甘んじた。

9月30日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイトブラックから1馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中2週で迎えた31戦目は、かささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた33戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月25日、中2週で迎えた36戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。