メイショウエバモア（2007年生、母パパゴ）

メイショウエバモア（2007年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋永久に」。毛色は芦毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したパパゴが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地34戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年のオークランドレーシングクラブトロフィー(1600万下)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ムーンテンダーに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマコトヴォイジャー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジョープライドを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウカイトキメキを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って優勝

5月1日、中5週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

12月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2011年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったオースミマリオンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月2日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（12戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったトロワプレジールにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（13戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイビングキャッチに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（14戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の田川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウォータールルドにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5歳（2012年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスマイルミッキーに2馬身の差をつけて制した。

2月12日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の桜島ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

6月30日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のKBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月9日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のガッツでしぶとく粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のバトードールをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月29日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた29戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（15戦3勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

6歳（2013年）

5月11日、約6か月半の休養明けで迎えた30戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

7月14日、中8週で迎えた31戦目は、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた32戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた33戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

7歳（2014年）

2月15日、約5か月の休み明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。