ドゥミポワント（2006年生、母マウントモガミ）

ドゥミポワント（2006年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かかとを浮かせ足の指と付け根で立つ動作（バレエ用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したマウントモガミが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。戦績は、中央平地22戦1勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって210万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月29日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月8日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

11月16日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモクラッベを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

12月13日、中3週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2009年）

1月18日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

8月2日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた19戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月8日、中6週で迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4歳（2010年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

3月21日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、金沢城三十間長屋特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、兼六園時雨亭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモアブソルートをハナ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月25日、中2週で迎えた25戦目は、白山スーパー林道特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったジャングルスマイルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月20日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はコーワキングと並んで6着同着となった。

7月11日、中2週で迎えた27戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、白山スーパー林道杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラインブレイクを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

7月27日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた29戦目は、おっしょべ祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のベットボトムダラーに5馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

9月20日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。