トランプ（2004年生、母ラックホーセキ）
Trump
2004.04.11
トランプ（2004年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「切札」。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時16歳）と交配したラックホーセキが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は長田 操。戦績は、中央平地22戦2勝、中央障害1戦0勝、地方16戦5勝2着2回。2006年のマリエンバード賞に勝利した他、2006年のウィナーズチャレンジを制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
田部和則厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2006年）
4月26日、デビュー戦は竹内仁志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月5日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。
6月22日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ポエラヴァにクビ差交わされて2着に甘んじた。
7月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコヤノテンビーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
7月11日、連闘で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセンノダンサーズに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。
8月2日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのひまわりのまち北竜特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタッチブレイブから3馬身差の2着となった。
8月8日、連闘で迎えた7戦目は、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉津代士騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月29日、中2週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で千葉津代士騎手（5戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。
9月13日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で千葉津代士騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のリバームーンに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
9月26日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で千葉津代士騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。
10月11日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で千葉津代士騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサイレントストームに4馬身の差をつけて制した。
10月25日、中1週で迎えた12戦目は、2歳オープンのマリエンバード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で千葉津代士騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルータブーに2馬身の差をつけて優勝
11月12日、中2週で迎えた13戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で千葉津代士騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。
12月13日、中3週で迎えた14戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で千葉津代士騎手（11戦5勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。
3歳（2007年）
4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。
8月26日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。
9月8日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。
9月22日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。
9月29日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。
10月21日、中2週で迎えた20戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。
11月10日、中2週で迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のニュージェットランに3馬身半の差をつけて6勝目を手にした。
11月24日、中1週で迎えた22戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。
12月1日、連闘で迎えた23戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。
4歳（2008年）
8月24日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。
5歳（2009年）
1月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。
1月25日、中1週で迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。
2月7日、中1週で迎えた27戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。
2月28日、中2週で迎えた28戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。
3月15日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。
3月29日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。
4月26日、中3週で迎えた31戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
5月24日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。
10月25日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。
11月14日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマーブルアローをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。
11月22日、連闘で迎えた35戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。
6歳（2010年）
8月21日、約9か月の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。
9月19日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。
11月22日、中8週で迎えた38戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、銀杏特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。
12月13日、中2週で迎えた39戦目は、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。