ヤマカツセレーヌ（2012年生、母ヤマカツリリー）

ヤマカツセレーヌ（2012年2月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の月の女神。澄み渡った（Ｓｅｒｅｎｅ）より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したヤマカツリリーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2-5。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3歳（2015年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3月28日、中9週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

11月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から48kg戻して迎えた4戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のクインズリケサスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のスフォルツァンドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2016年）

5月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた8戦目は、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケープオブホープに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-7（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミリノカイザーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マヤノヴァイオラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中島龍也騎手（9戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンエイリリーに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月4日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中島龍也騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で中島龍也騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウエイアンジュに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1六（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で中島龍也騎手（12戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で中島龍也騎手（13戦3勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2017年）

4月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

6月18日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

8月6日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。