ブルーペール（2000年生、母ブルーカメリア）

ブルーペール（2000年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋グリーク作曲の劇音楽の題名『ペールギュント』から引用」。毛色は芦毛。種牡馬のビワタケヒデ（当時5歳）と交配したブルーカメリアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の河北新報杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月16日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したハートオンウェーブを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノヒメボタルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3歳（2003年）

1月25日、中5週で迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた10戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた15戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

11月15日、中9週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のオトハチャンをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（2004年）

6月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた19戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた20戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた23戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のニシノテンニョを半馬身振り切って3勝目を手にした。

11月6日、中1週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップパシコを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手にした。

12月4日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2005年）

4月24日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。