ニシノテンニョ（1998年生、母パイロッツウィッシュ）

ニシノテンニョ（1998年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時14歳）と交配したパイロッツウィッシュが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地40戦2勝2着5回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐藤征助厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

7月8日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦のオクトーバーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のダイワミシルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、中5週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4歳（2002年）

1月5日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月6日、中7週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月16日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた14戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2003年）

3月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた17戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた18戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた19戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアレグレッツァから2馬身半差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンヒルスターから1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

10月5日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた25戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6歳（2004年）

5月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦1勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月7日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（10戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（11戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピニングノアールから4馬身差の2着となった。

9月5日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェイケイシャトルから1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したブルーペールに半馬身届かず2着となった。

11月6日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイシンクルーズをハナ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

12月12日、中4週で迎えた36戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7歳（2005年）

4月10日、約4か月の休養明けで迎えた37戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

5月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月26日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた39戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた40戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた41戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月31日、約4か月半の休み明けで迎えた42戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、飛騨獣医師会50周年記念杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8歳（2006年）

1月25日、中3週で迎えた43戦目は、カトレア短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた44戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた45戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた46戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた47戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。