マジックウインド（2007年生、母ビーウインド）

マジックウインド（2007年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魔法の風」。毛色は青毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したビーウインドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 14。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

5月22日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

7月25日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた7戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた10戦目は、JA岩手ふるさとカレー杯（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミレディを途轍もない末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（2011年）

1月2日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 17（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた23戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルマサムネに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月17日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったジャングルローに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月24日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモジャズサンバを3/4馬身振り切って3勝目を収める

7月30日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月21日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（6戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。