ベルモントガリバー（2006年生、母ベルモントダイアナ）

Belmont Gulliver

2006.02.18

ベルモントガリバー（2006年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ガリバー旅行記の主人公名」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時14歳）と交配したベルモントダイアナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着5回、地方9戦1勝2着1回。2013年の勝島王冠(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月20日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたサイオン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイダイコクにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったツルマルエースにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセプテンバーレインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるナニハトモアレを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンヴェイルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2010年）

1月24日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒシパーフェクトにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

4月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマジカルブリットをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月8日、中4週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

6月26日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエアウルフに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月11日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の2010フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2011年）

2月5日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2011フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

6歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月19日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月10日、約8か月の休み明けで迎えた25戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの’12ロイヤルカップ（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた28戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

7歳（2013年）

9月10日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた29戦目は、千葉日報賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた30戦目は、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた31戦目は、オクトーバー賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアベニンプレジャーに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月27日、中5週で迎えた32戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったガンマーバーストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8歳（2014年）

12月2日、約12か月半の休養明けで迎えた33戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。