ファナラキシス（2002年生、母リボンシュート）

ファナラキシス（2002年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「熱狂的（ファナティック）より＋運命の三姉妹の一人（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したリボンシュートが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方31戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般B3-4。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2005年）

3月20日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

6月5日、中3週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月6日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルハチマヌーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B3（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケイチミリオンに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2006年）

1月4日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のアザレア賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエフテープリマベラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月5日、中0週で迎えた14戦目は、正花園杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルキーギガに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、祝・詩恩くん満1歳記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャストアプローチを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

7月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のナゴミヒーローをクビ差振り切って5勝目をゲットした。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（9戦5勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた20戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、蔵重の店片町№1ビル杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エフテープリマベラに交わされて2馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、はまゆう特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インターフラッシュにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月5日、中1週で迎えた23戦目は、明日葉特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、みせばや特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、つわぶき特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた27戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、三色菫特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた30戦目は、八手特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、クリスマス特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムラシートンに3/4馬身交わされて2着となった。

5歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた32戦目は、福梅特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

1月7日、連闘で迎えた33戦目は、一般B3-4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノキングダムを上がり0位の末脚で半馬身差し切って制した。

4月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた34戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた35戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、芝桜特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月22日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた38戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。