エイシンペガサス（2015年生、母エイシンパンサー）

エイシンペガサス（2015年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する空飛ぶ馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のドリームジャーニー（当時11歳）と交配したエイシンパンサーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。主な勝ち鞍は2018年の能登波の花賞(一般B)。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2018年）

1月27日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

7月1日、中7週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

8月19日、中4週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた7戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のスガノゴールドを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の公益社団法人新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリースコールにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月25日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のネイルドイットに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

10月2日、連闘で迎えた11戦目は、クインテッド御一行金沢満喫ツアー来場記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池田敦騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のブラストに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月23日、中2週で迎えた12戦目は、楽天競馬“ポッ娘”守永真彩賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池田敦騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドロテーアに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、やっと来れたよ金沢競馬西村拓来場記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で池田敦騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイジービヴに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で池田敦騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカンベルガーに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、能登波の花賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で池田敦騎手（8戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアートオブダムールに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2019年）

1月23日、中5週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

3月17日、中7週で迎えた17戦目は、金沢けいば開幕!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディアグリスターをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月2日、中1週で迎えた18戦目は、春満開!楽天競馬でお得に特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（10戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、楽天競馬で楽しくおトクに!特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（11戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったサノイチにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、楽天競馬でいつもおトクで楽しい特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンエポナに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月26日、中2週で迎えた21戦目は、もらってうれしいが貯まる楽天競馬特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敦騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、マリーゴールド特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池田敦騎手（14戦9勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で池田敦騎手（15戦9勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。