ドロテーア（2015年生、母レティセントガール）

ドロテーア（2015年1月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したレティセントガールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳B2。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月26日、デビュー戦はA.クラストゥス騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は412kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月3日、中9週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

3歳（2018年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山武史騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた8戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のツーエムポラリスに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、勝ったミネコガンバロウネに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の平成30年7月豪雨被災地復興（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた11戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、キングバゴスターにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬“ポッ娘”守永真彩賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したエイシンペガサスを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、うらら白山人どんじゃら市（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた17戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったジュールドミュゲに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（2019年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、中平和宏さんバースデー記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた20戦目は、サバ祭り特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた22戦目は、ありがとう平成ラストラン記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた25戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR金沢第1戦（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた26戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月2日、連闘で馬体重を前走から17kg減らして迎えた27戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月30日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。