カズノシラオキ（1990年生、母ニツコーテスコ）

カズノシラオキ（1990年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時7歳）と交配したニツコーテスコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着2回。1994年のセントウルステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月6日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月14日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に50.5kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったサイコーアンナにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中5週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシュガークッキーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月31日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

10月30日、中4週で迎えた14戦目は、宮徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のオールダンシングに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったハイルセレーサにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

4歳（1994年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の’94ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（9戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のファンドリリヴリアに1馬身1/4の差をつけて3勝目を収める

6月25日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林徹弥騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林徹弥騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はクリアラップと並んで1着同着となった。

7月17日、連闘で迎えた25戦目は、G3の札幌スプリントステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で小林徹弥騎手（13戦3勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月17日、中8週で迎えた26戦目は、飛騨ステークス（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で小林徹弥騎手（14戦3勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、G3のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林徹弥騎手（15戦3勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で小林徹弥騎手（16戦3勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた29戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で小林徹弥騎手（17戦3勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小林徹弥騎手（18戦3勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5歳（1995年）

1月29日、中5週で迎えた31戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小林徹弥騎手（19戦3勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で小林徹弥騎手（20戦3勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた33戦目は、石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で小林徹弥騎手（21戦3勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で小林徹弥騎手（22戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた35戦目は、武庫川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。