ネオヴァーチェス（2011年生、母ネオランジュ）

ネオヴァーチェス（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋美徳」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時16歳）と交配したネオランジュが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方41戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

4月26日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

7月5日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のロックショーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラブキュールに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月25日、中1週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、イカリソウ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた12戦目は、もんや記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッツダンスに1馬身半の差をつけて優勝

4月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグレッシブダリアに6馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月24日、中1週で迎えた14戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、紀平洋子誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のチャンピオンパラオに2馬身の差をつけて5勝目を手にした。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（11戦5勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（12戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコーリンマレガーに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月6日、中1週で迎えた19戦目は、黄菊特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（13戦6勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（15戦6勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（16戦6勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5歳（2016年）

3月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（17戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシシャモショウグンに7馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

4月22日、中2週で迎えた24戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（18戦7勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、清水咲舞・二歳の誕生日（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（19戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グローリーキングに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（20戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で今井貴大騎手（21戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた28戦目は、OS★U清里千聖祝23歳生誕（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今井貴大騎手（22戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で今井貴大騎手（23戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月7日、中1週で迎えた30戦目は、アガパンサス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で今井貴大騎手（24戦7勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた31戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で今井貴大騎手（25戦7勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた32戦目は、あすか誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で今井貴大騎手（26戦7勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた33戦目は、ゴマナ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で今井貴大騎手（27戦7勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6歳（2017年）

1月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた34戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェイクプロミスに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月22日、連闘で迎えた37戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のミライワカに4馬身の差をつけて9勝目をマークした。

5月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月21日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた39戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、早苗月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた40戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた42戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。